入庫時にはその表示も出ておらず、問題なく走行することができます。
FTCのDTCのメモリーは・・・
エレクトリックプレートがプレッシャ−異常を検出していました。
一旦DTCをクリアしてその後数回の試乗を重ねますが、現象は現れません。
そこで会議に出席する際にも乗ってみると、ATFの油温上昇とともに1速で滑りが感じられました。
今度は帰りがけに乗り出すと、やはり油温が上がってくるのと同時に滑りが発生し、信号待ちから一気に加速すると滑りが酷くなるのと同時に”F”マークが点灯しました。
そのときのDTCも前回に見たDTCと共通です。
このときも一旦DTCをクリアし、”F”マークが消えたことを確認したのですが、今度はセルモーターが廻りません。
MSMもダイアグノシスをチェックしてみると
スターター回路の異常が検出されましたが、翌朝には始動可能状態になっていました。
先ずは1速滑りと”F”表示から診断していきます。
データーモニターで怪しいと思われる個所を診断していきますが、問題になるようなところは見当たりません。
滑りがある場合、クラッチのフェーシングの摩耗の可能性もありますが、暖機時のみの症状はバルブボディーの油圧回路の不具合も考えられるので、大まかな見積もりを出しO/H作業に取り掛かります。
最近オークションで買ったばかりというこのお車、どのような使われ方をしてきたのか分かりませんが、抜き取ったATFは交換したばかりなのかキレイな状態でした。
エレクトリックプレートとソレノイドバルブを外し
内部の分解の為カバーを外していきます。
ワンウェイバルブの損傷や
チェックボールの変形や損傷をチェックしながらバラしていきます。
バルブボディーからスプールバルブを取り出し
損傷状態を確認しながら洗浄していきます。
各ソレノイドバルブの抵抗値を測定し、単体で駆動テストします。
全ての点検と洗浄後、バルブボディ−を組み上げ
ミッションに搭載します。
オイルパンマグネットとオイルパンも洗浄し
全体的にスムーズな変速になりましたが、暖機後には1速の滑りが発生してしまいました。
1速の滑りが発生し始めた為ATFを交換。それでも完治しなかったため、そのまま乗り続けてしまいフェーシングが摩耗してしまったという状態だと思われます。
残念ながら今回は手遅れですが、丁寧なスロットルワークでは滑りが発生しない為、暫く様子を見ながらお乗りいただきます。
PS、セルモーターが廻らなかったのは、A/T異常を検出したためだと思われます。
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